iPhoneのバッテリー交換をしてみた。具体的な方法や感じたことなど
最終更新日:2020/7/9
わたくしは物持ちが悪い方です。
すぐに新しいものに目移りしてしまうからです。
そんなわたくしが3年半以上も使い続けているのが「iPhone SE(初代)」です。
今は販売されていない4インチディスプレイのスマホ。
これがわたくしの小さい手に馴染むんです。
もちろん画面が大きい方が一度に目に入る情報は多くて便利なのは承知ですが、これ以上のサイズは手に余ります。
家ではパソコンもしくは5.84インチのサブスマホを使うわたくしにとっては、出先で得られる情報の多寡は些末なことで、操作性の方が重要です。
そんな事情もあり買換えせず大切に使ってきたiPhone SEですが、3年半も使っていると不具合が出てきました。
それは、バッテリーの問題です。
まず、バッテリーの減りが早くなったこと。
バッテリーの問題といえばこれが大半を占めるのではないでしょうか。
これだけならいいのですが、このほかにも許容できない不具合がありました。
それは「急に電源が切れる」、「一度に数%バッテリーが減る」ことが何度かあったということです。
これでは外出先で安心してスマホを使えません。
何か対策をしなければいけません。とりうる対策は、
①バッテリーを交換する
②買い換える
でしょうか。
上述のとおりiPhone SEのサイズ感が気に入っている私としては買い換えは考えられません。
また、サイズ以外にも新型iPhoneの価格面の観点から買い替えは考えられませんでした。高すぎますよね。
ですから、必然的に①バッテリーを交換する ことになりました。
バッテリーを交換するに当たり調べたことは、
①どこで交換するか
②交換するのにどのくらい時間がかかるのか
③交換する前にしておくことはあるか
の3点です。
まず「①どこで交換するか」についてですが、Apple Store(正規店)か否かと言うことができると思います。
Apple Care に加入していれば正規店で無料で交換できるので、そちらをお勧めします。
Apple Careに加入していない場合、正規店での交換費用はこのようになっています。
モデル | 価格 |
---|---|
iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、 iPhone XR、iPhone 11 Pro Max、 iPhone 11 Pro、iPhone 11 |
7,400 円 |
iPhone SE (第 2 世代)、iPhone SE、 iPhone 6、iPhone 6 Plus、 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、 iPhone 7、iPhone 7 Plus、 iPhone 8、iPhone 8 Plus、 およびその他すべての対象モデル |
5,400 円 |
(2020.7.9時点)
この価格、どうでしょうか。思ったより安いという印象を受けませんか。
わたくしはApple Careに加入していませんが、この価格であれば正規店でバッテリー交換するのは全然アリだと思いました。
しかし、わたくしの住んでいる街には正規店はありません。
なので東京に行かなければなりません。このコロナ禍のさなかに。
ご存知のとおり、自粛明け後の東京の感染者数は増加傾向で、1日の感染者数が100人を超えることも珍しくありません。
できれば、今東京には行きたくない。
しかも、バッテリー交換は緊急ではありませんし、地元で交換するという代替手段もとれます。
よって、わたくしは正規店ではなく、近場で交換することにしたのです。
次に「②交換するのにどのくらい時間がかかるのか」ということですが、大雑把にいうと郵送の場合と持ち込みの場合で異なります。
もちろん郵送の方が時間がかかります。
早くても2~3日、長いと1週間ほどかかるようです。
それに対して、持ち込みの場合は即日(数時間)で交換できるところが多そうです。
修理となると話は別ですが、バッテリー交換はすぐできる作業なんでしょう。
もちろん、店舗によって違いがありますし、その時の混み具合によっても変わるでしょうから、確定的なことはわかりません。
わたくしは当然持ち込みに決めました。
近場を選んだのはこのためです。
最後に「③交換する前にしておくことはあるか」ですが、店舗によってスマホの細かい設定を求めるところはあるようですがどれもその場でできる些細なことだと思います。
必ずやっておいた方がいいことは1つだけです。それは、バックアップを取っておく です。
スマホを分解してバッテリーを交換するわけですから、当然故障のリスクはあります。
万が一に備えて、あらかじめバックアップを取っておきましょう。
詳細は省きますが、iTunesかiCloudでバックアップできます。
バックアップのデータ容量を考えると、パソコンからできるiTunesの方がお勧めです。
ただ、わたくしはあえてiCloudでバックアップしました。あえてね。
以上で下準備は終わりです。
実際に店舗に持ち込みましょう。
あ、書くのを忘れましたが、わたくしが持ち込みした店舗ではネット予約が必要でした。これも店舗によってやり方が異なるでしょう。
わたくしが利用した店舗は「スマホスピタル」というところです。
受付場所は2~3畳しかなく、店員さんもどうやら1人のようです。
予約していた旨を伝えると「SEのバッテリー交換ですね」と言って迎えてくれました。
iPhoneの不具合について問診され、今のバッテリーの状態の説明を受けました。
そして価格表を取り出して「SEだと5,000円+税です」と金額確認をされ、了承すると免責事項を記した書面にサインを求められました。
順番待ちしていた人もいたのでじっくりと免責事項を読む時間はありませんでしたが、概ね
・修理をしても改善しないことがある
・分解した結果修理不能だと判明しても調査費(2~3000円だったと思います)を支払ってもらう
のようなことが書いてありました。
別途、動作確認をするためパスコードを書かされました。
受付が終わり、所要時間を尋ねると30分程とのことでした。
目論見通り、すぐ受け取れそうです。
30分時間を潰して再度店舗に行くと、時間通りに作業が終わっていたようで、すぐ受け取ることができました。
「動作確認をしてください」と言われ、なにをすればいいのか少し迷いましたが、設定アプリからバッテリーの状態が100%になっていたこと、いくつかアプリを起動して問題なかったことを確認して、大丈夫ですと告げました。
そして料金を支払って全て終わりです。
受付から受け取りまでかかった時間は40分足らずでした。
実際のところバッテリー交換がどれほど効果があるかはこれから使ってみないとわかりませんが、こんなに手軽にお安くできるので、バッテリーの調子が悪い人は検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、店舗持ち込みでスマホのバッテリーを交換した時に思ったことを書いておきます。
バッテリー交換とは直接関係はないことですが。
わたくしは、自分のiPhoneを預けるというタイミングになって、どういうわけかモヤモヤした感じがありました。
修理とはいえ、自分のスマホを知らない人に預ける不安…
これは持ち込みでも郵送でも変わりませんが、持ち込みゆえに相手の顔が分かるため「この人にスマホを見られるんだな」というちょっとした気味の悪さ(サービスを受ける側が何を言うんだという感じですが…)。
LINE、銀行口座、クレジットカードのアプリなどにはロック解除のパスコードとは別のパスワードを設定していますが、もし見られたらどうしようという不安はありました。LINEに関しては少なくとも通知は目に入ってしまう可能性はあるなと。
自分のスマホにどれだけパーソナルで見られたくない情報が詰まっているか思い知った瞬間でした。
以上、スマホのバッテリーを交換したことについての記事でした。